今回はテニスの王子様で登場する技、「羆落とし」と「麒麟落とし」について紹介します。
目次
羆落とし(ひぐまおとし)とは?
羆落とし(ひぐまおとし)とは、相手のスマッシュを遠心力を利用して無効化する技で、
スマッシュを打った直後で反応出来ない相手の上空を抜いて、ベースライン際に落とす技です。
落下するボールを、腕の振り抜き(遠心力)を使って切るように体を半回転して打っている為、羆落としを打った後は後ろ向きの姿勢になるのが特徴です。
打球自体はただのロブショット(山なりのショット)なので、威力は殆どないと言って良いでしょう。
しかし、スマッシュを後ろ向きで打ち返すので、相当なテクニックがある選手でないと使えない技と言って良いでしょう。
羆落とし(ひぐまおとし)が使える人は?
羆落としが使える人物といえば、やはり青春学園(通称:青学)の不二周助でしょう。
相手の球種を利用する必殺技「三種の返し球(トリプルカウンター)」の一つとされています。
彼以外にも、氷帝学園の忍足侑士や跡部景吾、ケビン・スミスなども羆落としが使えるようになっています。
羆落とし(ひぐまおとし)の発展系≪麒麟落とし(きりんおとし)とは?
羆落としがパワーショットで強引に破られることが多くなってきたため、両手打ちにすることでパワー不足を解消した技です。
打ち上げてからの落下スピードも速くなっています。
そして、片手では破られていたガットも何故か破れなくなっています。
羆落とし(ひぐまおとし)が活躍した名シーン
羆落としの初登場は、漫画10巻・アニメだと、第39話「羆落とし!」の回が初登場です。
全国中学生テニストーナメント東京都大会に向けて行われた、レギュラー同志の練習試合である紅白戦で、1年生新鋭・越前リョーマ戦です。
この試合はランニングである程度スタミナを消耗してからのスタートとなりました。
序盤から片足のスプリットステップでリョーマが勝負を仕掛けますが、不二がそれを圧倒します。