零式ドロップショット(ぜろしきドロップショット)とは?

零式ドロップショットとは、漫画・テニスの王子様にて登場するドロップショットの一つである。

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零式ドロップショット(ぜろしきドロップショット)とは?

零式ドロップショットは、通常のドロップショット(ドロップショットとはスライス回転をかけてネット近くに落とすショットで、ドロップショットはベースライン近くから打つ)とは異なり、地面に着くと共に一切のバウンドをすることなく、バックスピンにより手前(ネット側)に戻るスーパーショットである。

後述でも記した通り、ラケットヘッドが僅か3.2mm下がる以外に変化は無いため、判別が難しいのも特徴の一つである。

これを返球するには、地面に着く前に当てる以外には方法がない。

零式ドロップショット(ぜろしきドロップショット)が使えるのは?

零式ドロップショットを使えるのは、元祖の手塚国光の他には、主人公の越前リョーマのみである。

それ程までに高度な技術が必要とされる技である。また、イリュージョンをした仁王も使用可能である。

零式ドロップショット(ぜろしきドロップショット)の名シーンは?

零式ドロップショットが活躍した名シーンは数多く、中でも最初に登場した高架下での越前リョーマVS手塚国光の試合は圧巻。この時はドロップショットだった。

更に、レギュラーを掛けた校内ランキング戦にて、手塚国光VS乾貞治の試合では、本当の伝家の宝刀として零式ドロップショットを見事に見せつけた。

また、関東大会第一回戦の氷帝学園の跡部景吾VS手塚国光での試合では、限界を超えた極限状態の中で零式ドロップショットを打って見せた。

そして、その後の補欠同士での越前リョーマVS日吉若の試合では、手塚国光の試合に触発された越前リョーマが零式ドロップショットを打ったのも名シーンの一つである。しかし、越前リョーマの零式ドロップショットはラケットヘッドが30cmも下がっていたことから、二度目の披露は無かった。

零式ドロップショットの魅力とは?

零式ドロップショットの魅力は、僅かなラケットヘッドの角度の変化以外に普通のドロップショットとの見分けがつかないことが挙げられる。その為、相手はどちらのドロップショットなのかを警戒し予測しながらの行動となる。それ故に、相手はかなりやりにくい試合となるだろう。

また、通常のドロップショットでは掛からないバックスピンが掛かる為にボールがネットまで戻るシーンも魅力的である。まぁ、現実では不可能な技なのですが、かっこいいのが魅力です。

そして、何よりの魅力はその圧倒的技術の集結された神業のドロップショットが初めて主人公の越前リョーマを父親・越前南次郎(元プロテニスプレイヤー)以外で敗北させ、青学の柱を意識させた試合だったことであろう。

これらは、まだ零式ドロップショットの魅力のほんの一握りに過ぎないが、ここから更にテニスの王子様について理解を深めていっていただければ幸いである。

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