イリュージョンとは？
王者立海大付属の３年生、コート上のペテン師こと、仁王雅治の必殺技。他人のプレイスタイルや技をほぼ完璧に模倣することができる。立海大付属の部長幸村曰く、「真田にもそして俺にだってなれる」「立海で最も恐ろしい」とのこと。
イリュージョンが使える人は？
そのイリュージョンから、コート上のペテン師と呼ばれる仁王雅治が使える技。
イリュージョンが活躍した名シーン
仁王のイリュージョンは全国大会でさらに火を吹く。
舞台は全国大会決勝、青学対立海大付属のシングルス２。天才不二周助に対し、王者立海大付属はコート上のペテン師、仁王雅治。新技で攻め立てる天才不二周助は、３－０と序盤はペテン師仁王雅治を圧倒する。しかし、ここから目を疑うような状況が。天才不二周助の向かいには、あの手塚が。しかも百錬自得の極みを携えて。手塚ゾーンや零式ドロップを繰り出す、コート上のペテン師仁王。コート上のペテン師仁王は、手塚になりきるという信じられないイリュージョンを見せたのであった。真田にも幸村にもなれるという恐るべき、仁王雅治。
天才不二周助は、手塚と１年の頃からほとんど毎日会っているのに、ネットを挟むと随分久しぶりにあった感覚に。
天才不二周助と手塚が戦ったのは、１年生の頃。結果は不二の６－０。しかし、この試合は手塚が先輩に肘を怪我させられた直後。「いつかキミの腕が完全に治ったらもう１度試合をしよう」という約束を。しかし、無意識に避けていたかもしれないと不二。
ヘカトンケイルの門番すらも返す、手塚にイリュージョンした仁王。しかし、仁王のイリュージョンも完璧ではないと気付く不二は、第６のカウンター星花火を放ち、不二の勝利に。
コート上のペテン師のポテンシャルが、手塚対不二周助という夢のマッチアップを実現させてくれた名シーンであった。
全国大会まではイリュージョンは使えなかった？
関東大会決勝戦、青学対王者立海大付属のダブルス１。青学は大石・菊丸のゴールデンペアに対し、王者立海大付属は仁王・柳生ペア。仁王の作戦でボールが当たってしまった菊丸は脳震盪に。
しかし、大石との思い出も振り返りながら、復活する菊丸。大石不在時に成長した菊丸を中心に攻勢をかける青学ゴールデンペアだったが、柳生のレーザービームで一気に流れを呼び戻す。しかし、さすがはゴールデンペア。柳生のレーザービームにも目が慣れてきて、打ち返し、反撃を試みるも、仁王が読んでいても取れないレーザービームを放つ。
仁王と思われた人物は、実は柳生で、先ほどまでレーザービームを放っていたのはなんと仁王だった。この事実に驚愕したゴールデンペアは恐怖に満ち溢れた表情に。仁王の恐ろしさを衝撃とともに感じた、名シーンだった。このシーンはリアルティがなくなるからと編集者から反対されたと噂されています。この時はイリュージョンは使わずに柳生と入れ替わっていたので、イリュージョンは決勝戦から使えるようになったのかあえて使わなかったのかは謎です。まぁ、イリュージョン使わなくてもゴールデンペアを圧倒してたしね。
イリュージョンの魅力とは？
やはり最初の魅力は、そのイリュージョンでテニスの王子様ファンの誰もが望んでいた、手塚対不二周助の一戦を見ることができたこと。テニスの王子様ファンに夢を見せてくれる存在であった。
なお、続編の新テニスの王子様では、イリュージョンで手塚に変身して跡部と夢のダブルスを組むことになる。主人公のリョーマに「仁王さんっすよ」とツッコマれていました。
なお、劇場版では、リョーマに変身して金太郎を驚かせていたので、体格が違っても擬態できるようです。完全催眠の斬魄刀みたいですね。
