ネオスカッドサーブとは?

目次

ネオスカッドサーブとは?

ネオスカッドサーブとは、氷帝学園鳳長太郎の得意とするスカッドサーブの進化版の必殺サーブ。最高時速215kmをマークし、大会最速記録を樹立した。

スカッドサーブは氷帝学園鳳長太郎の超高速フラットサーブで、スピードは時速194kmに達していた。しかし、その驚異的なスピードゆえにコントロールが難しいため、フォルトをしてしまうことが多かった。

サイドに打つときに手首をこねる鳳の癖から、センターにしか打つことができないという弱点を乾に見抜かれて、関東大会1回戦青学対氷帝学園のダブルス1では3連続のダブルフォルトを記録してしまった。

その癖を克服したのが、ネオスカッドサーブで、センターに寄って構えてスカッドサーブ封じを講じたものの、コントロールができることに加えて、大会最速記録の215kmを樹立したのが、このネオスカッドサーブだ。

ネオスカッドサーブが使える人は?

氷帝学園鳳長太郎、ただ1人。ちなみに、似たタイプの必殺サーブである、青学乾のウォーターフォールは時速212km。


ネオスカッドサーブが活躍した名シーン

全国大会準々決勝、青学対氷帝学園戦のダブルス1。大石菊丸ペア対宍戸鳳ペア。どちらもゴールデンペアと言われるダブルス同士の対決に。

試合は接戦で進んでいき、4-3で青学ペアがリード。

そして、次のゲームでのサーブは、鳳長太郎。

彼のスカッドサーブに、関東大会で青学の海堂乾ペアは大苦戦をしていた。そんな中でも、青学のデータマン乾曰く、右サイドを狙おうとすると、打つ瞬間に右手をコネる癖があるとのこと。その情報から、大石はセンターに寄って構え、スカッドサーブ封じに転ずる。

しかし、スカッドサーブは、しっかりとコントロールされ、そしてそのスピードは大会最速記録の時速215km。今まででも最強の必殺サーブであったが、さらに進化したネオスカッドサーブ。

鳳のネオスカッドサーブで反撃をした、このダブルス1はタイブレークに突入。

大石のテリトリーやオーストラリアンフォーメーション、そして宍戸のライジングなどで接戦となるが、ここでも鳳のネオスカッドサーブが火を吹く。タイブレークにおいて、必ず決まるサーブがあるということが、どれほど試合を有利にすることか…。

その後、菊丸大石ペアはシンクロの境地にたどり着く。そこで反撃をするものの、やはり鳳長太郎のネオスカッドサーブには手も足も出ず。恐るべし、ネオスカッドサーブ。

大石の腕を庇ったシンクロもあり、結果宍戸鳳ペアの勝利に。ネオスカッドサーブがもたらした勝利と言っても過言ではない名シーンだった。


ネオスカッドサーブの魅力とは?

やはり、大会最速というサーブのスピードが最大の魅力だ。

そして、シンクロしていても反応できないというスピード。球のスピードで圧倒するというこの技に魅力を感じずにはいられない。

この記事を書いた人

目次
閉じる