テニスの王子様では、多くの技が存在します。
その中でも、トップクラスの実力をもつ手塚国光の技として、「手塚ゾーン」と呼ばれる技があります。
この記事では、手塚ゾーンがどんな技であるのかを解説していきます。
手塚ゾーン(てづかぞーん)とは?
手塚ゾーンとは、打球の回転を自在に操ることで、相手の打球を自分の立っている場所へ戻ってくるようにする技のことです。
この技を使用するには、膨大な経験が必要とされているため、簡単に他人がコピーできる技ではないところも特徴です。
ちなみに、以下の2点を合わせたことが名前の由来だと思われます。
①手塚国光が使用する点
②彼の立っている場所(地帯)に打球が戻ってくる点
手塚ゾーン(てづかぞーん)が使える人は?
この技を使用するのは、作中で以下の2名が挙げられています。
①青春学園中等部3年 手塚 国光
②氷帝学園中等部2年 樺地 崇弘
③立海大学附属中学 仁王 雅治
前述において、手塚ゾーンを使用するには膨大な経験が必要と記載しましたが、なぜ樺地が使用できるのでしょうか?
その理由は、彼の性格が純粋であるため、相手の技をコピーして自分の技として使用することができるためです。(樺地が使用する際には、「樺地ゾーン」と名付けられました。)
また仁王もイリュージョンで手塚をコピーして使用しました。
<h2>リョーマや南次郎が使っているのはサムライゾーン</h2>
手塚ゾーンと同様の技に、「サムライゾーン」と呼ばれるものがあります。
使用するのは、主人公である越前リョーマとその父親である越前南次郎です。
南次郎が使用する場合、手塚と同様の効果を発揮します。
しかし、リョーマが使用する場合、手塚や南次郎と比べて経験が少ないことから不完全であるため、少ししか自分の場所へ戻ってこないという欠点があります。
ちなみに、名前の由来は南次郎が現役時代に「サムライ南次郎」と呼ばれていたためだと思われます。
手塚ゾーン(てづかぞーん)が活躍した名シーン
名シーンとしておすすめしたいのが、関東大会1回戦シングルス1で対戦した手塚対跡部戦を挙げたいと思います。
全国クラスの実力者である二人がぶつかり合う非常に見ごたえのある試合となっています。
また、手塚ゾーンが公式戦で初めて披露されたお話でもあり、全国クラスの実力者にも通用する技であることがこの試合からわかります。
手塚ゾーン(てづかぞーん)の魅力とは?
手塚ゾーンの魅力としては、以下の2点が挙げられます。
①自分の立っている場所に打球が戻ってくるため、有利な状態でゲームメイクができる。
②ほとんど動かずにラリーを展開できるのに対し、相手の選手はコートの端から端を
走る必要があるため、スタミナを削ることができる。
このような魅力があるため、手塚ゾーンは最強クラスの技と言えるのではないでしょうか。
余談ですが、手塚ゾーンを応用した技で「手塚ファントム」という技もあります。
気になる方は、こちらの技についても調べてみてください。