演武テニスとは?

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演武テニスとは?

氷帝学園の次期部長と目される、日吉若のプレイスタイル。

日吉の実家は、古武術の道場であり、その古武術を応用した独特のプレイスタイル。越前リョーマとのシングルス戦の半年前に、氷帝学園監督の榊から自然に打ってみろというアドバイスがきっかけで、できたスタイル。

膝を曲げつつ、左足と左腕を前に出し、右腕は肩あたりまで上げて曲げているようなフォーム。越前リョーマとのシングルス戦では乾もノーマークのプレイスタイルであった。


演武テニスが使える人は?

氷帝学園2年生の日吉若。越前リョーマも、日吉との対戦後、無我の境地で演武テニスを披露した。

演武テニスが活躍した名シーン


演武テニスが初披露されたのは、関東大会1回戦青学対氷帝戦。2勝2敗1ノーゲームとなったこの試合は、控え選手同士の戦いで勝負が決することになった。

青学の控え選手は、主人公越前リョーマ。そして、氷帝学園の控え選手は、新人戦で立海大付属の2年生エース切原赤也と接戦繰り広げたという、2年生日吉若。

立海大付属の皇帝真田は、来年の氷帝学園を率いるのは間違いなく、日吉若だと言い切る。

正レギュラーの鳳にもシングルスで勝っているという。

そんな彼の好きな言葉は「下克上」。

日吉若と越前リョーマのシングルス戦が始まる。1ゲーム目は越前リョーマが、ツイストサーブと零式ドロップショットで圧倒。しかし、その流れを演武テニスで断ち切る。

独特のフォームから放たれるショットで、越前を押し込む。実家が古武術の道場であるため、日吉にとってはそのフォームが自然体であるという。

演武テニスで越前を背こみながら日吉はこう言う。「お前にとっての下克上はここにはないんだよ」と。

それに対し、越前リョーマは、「ねえ、下克上ってさ、下位の者が上位の者の地位や権力をおかす事っじゃなかったっけ?」と返す。

まるで、「なんであんたが俺より上だと思っているわけ?」とでも言いたいかのように。演武テニスをきっかけにプライドとプライドがぶつかり合ったシーンであった。

その後、越前リョーマはドライブB,日吉は演武テニスと、大技を連発する両者。まさに若獅子対決。立海大の参謀柳蓮二も、「見ていて気持ちいいな」と言う程。そこに切原が「ほんとに見えてるんすか?」とツッコむところはご愛敬。

両者、ハイテンションの戦いを続けるが、これがベストテンションであった越前リョーマが6-4で制す。試合後に、前かがみになり、氷帝レギュラー陣に囲まれる日吉若が印象的だった。

演武テニスの魅力とは?

演武テニスの魅力は、自身の自然体が能力を最大限伸ばす技というところ。スポーツでも仕事でも、やはり最も成果を上げることができるのは、自身が自然体であること。そのような大切なことを思い出させてくれるところが、この演武テニスの最大の魅力だ。

テニスの王子様のミュージカルでは有名なシーンなので、テニプリはあまり知らないけど、「演武テニスは知っている」という人も多そうです。

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