才気煥発の極み(さいきかんぱつのきわみ)とは?

無我の境地の奥にある3つの扉の1つという、才気煥発の極み。

その才気煥発の極みとは…?

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才気煥発の極みとは?

無我の境地の奥にあるとされる3つの扉の1つ。

無我のオーラを体の内部である頭脳に集め、頭脳を活性化させる。頭脳を活性化することで、一球ごとの戦略パターンを瞬時にシミュレートし、何球目でポイントが決まるかを見極めることができる。

その正確性から「絶対予告」と呼ばれている。

ダブルスでは使用することができない。また、不二先輩は目をつぶることで攻略していたが、理論はよくわ辛い。まぁ、彼は天才だから。

才気煥発の極みが使える人は?

無我の境地を長年研究していた、千歳千理。青学の部長、手塚。青学のスーパールーキー越前リョーマが使用できる。また手塚にイリュージョンした仁王も使用できる。

才気煥発の極みが活躍した名シーン

全国大会準々決勝、四天宝寺中対不動峰中シングルス2の戦いは、元九州最強の2人。

橘桔平と千歳千里。

以前、橘が目を負傷させてしまった相手は、この千歳であった。

視力が回復しないことで千歳は退部に。橘はその責任を取って、テニスをやめることに。

その数ヶ月後、大阪で千歳がテニスを始めたという噂を聞き、橘もテニスを再開する。

そんな因縁のある2人の戦いは、序盤からヒートアップ。無我の境地を発動する千歳と、猛獣のオーラの橘。

橘は怒涛の攻めで、序盤はリード。その後、千歳は神隠しで反撃。5-4で橘一歩リードの時に、千歳が語りだす。

無我の境地と猛獣のオーラ。己の奥底に潜む能力を最大限に引き出す面では似ているが、無我の境地の奥には3つの扉があるという。

無我の境地は頭ではなく、体が体験した記憶で無意識に反応して動くため、反動で体力の消耗が激しい。千歳はそれに出会ってから長年研究し続けていた。全てはその奥を知りたいという探究心。

その結果行き着いたのが3つの扉。

不意に千歳が指差した方向には青学の部長手塚が。彼が使う百錬自得の極みはその3つの扉の1つ。

そして、ついに無我の奥の3つの扉の1つに千歳が踏み込む。千歳の頭部はキラキラ光る。

そして7打目というセリフを放つ。

返り討ちにしてやると橘が猛攻撃をしかけ、神隠しにも即座に反応するが、千歳は「その位置での大振りは入らんばい。今ので7打目ばい」と。

手塚曰く、試合のイメージが一瞬にして見えているとのこと。

これが3つの扉のもう1つ、才気煥発の極み。

無我の境地と才気煥発の極みが明らかになった、名シーンだった。

その後、手塚は千歳との戦いで才気煥発の極みを発動。百錬自得の極みと才気煥発の極みを共存させて、千歳を圧倒するのであった。

才気煥発の極みの魅力とは?

越前対切原の戦い以降、読者を虜にした無我の境地。その無我の境地を探究し続けた千歳。その千歳が努力で切り拓いた無我の境地の奥の扉というところが、この技の最大の魅力で、努力で極みにたどり着けるというロマンも魅力の1つだ

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