百腕巨人の門番(ヘカトンケイルのもんばん)とは?
百腕巨人の門番(ヘカトンケイルのもんばん)とはラケットの「両面を使い回転をかけることで相手がネットを超える球を返球できなくなる当初第五の返し球(フィフスカウンター)と呼んでいたものである。※現実世界でやると反則です。
「キミの打球はもうネットを超えないよ」いやいやさすがに断言するのもどうなのか?とか思いつつ読み進めるとあれ、もうこれ返せないやつやん、読んでるこっちがあきらめるやつでした。
百腕巨人の門番(ヘカトンケイルのもんばん)が使える人は?
この技を使うのは青春学園テニス部の3年不二周助です。いろいろかっこよすぎて不二先輩と呼んでしまっています。
全国クラスのチームからも要注意人物として紹介されるほどですが、基本的に強さの底を見せないところがあるので筆者としては当時の少年の心といいますか、すごく揺さぶられたものです。
基本的に相手の力を利用したカウンター技を得意としているプレスタイルも好きです。余談ですが基本的に乾汁が効かないです。
百腕巨人の門番(ヘカトンケイルのもんばん)が活躍した名シーン
全国大会の準決勝で「聖書(バイブル)」と呼ばれる四天宝寺中学の白石蔵ノ介とのシングルスにて初披露されました。
試合は白石のペースであっという間にマッチポイントまで追い込まれます。完璧なテニスをする「聖書(バイブル)」白石の前に三種の返し球は全滅、跡がなくなった不二に対して1年生ルーキーの越前リョーマがコートに入り「本気でやってよ」と告げる。
ここから不二は粘りのテニスで(ポイントをとったときの「よしっ」と声を上げるよころなどいい意味で不二らしくないテニスをする)1ゲームを返す。その後三種の返し球をすべて進化させた技を順番に繰り出し、たった今できたと第5の返し球(ファイナルカウンター)を披露する。
で、やり方ですがこちらラケットの裏面を使って超回転をかけるというものです。球の軌道は普通に見える(白石によると)ようなので見た目は普通の返球なのでしょう。ただこちらじゃ版で触れましたが「キミの打球はもうネットを超えないよ」と不二がいった通り白石のネットのはるか下へ。
ここからなんと4ゲーム連取で試合は接戦となりました。ただ、結果は4ゲームのい失点の間に少しずつネットを超えるようになってきた白石がこの技をついに破り7-5で白石の勝利に終わりました。
しかし百腕巨人の門番(ヘカトンケイルのもんばん)のすごさが十分に描かれた試合でした。不二の魅力も盛りだくさんだったのでおなか一杯の試合でした。
百腕巨人の門番(ヘカトンケイルのもんばん)の魅力とは
この技・・・返されなければ立ってるだけで相手が失点してくれるので手塚ファントムよりは現実味がある得点方法ではあるしかっこいいですね。
ヘカトンケイルとは、ギリシア神話に登場する3人の巨人たちのことを指します。さすが天才不二先輩ギリシア神話にも明るい。「氷の世界」とか「跡部王国」とか名付ける人ととは別のセンスをお持ちですね。
「キミの打球はもうネットを超えないよ」とか筆者も言ってみたい人生でした。以上、今回は青学天才プレーヤー不二周助の百腕巨人の門番(ヘカトンケイルのもんばん)でした。