手塚 国光(てづか くにみつ)とは?

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手塚 国光(てづか くにみつ)とは?

青学テニス部の3年生で部長。

中学テニス界でその名を知らない人はいないというほどの全国区の実力者。努力を惜しまず妥協を許さない真面目な部長で、規律を乱した者にはグラウンドを走らせる。

手塚 国光(てづか くにみつ)の強さは?

プレイスタイルはオールラウンダーで後衛も前衛も完璧にこなす。

全く跳ねずに戻る零式ドロップや全く跳ねずに戻る零式ドロップなど、一撃必殺のような必殺技を持つ。また、手塚ゾーンや手塚ファントムなど、自在に回転を操ることで、相手の打つ打球までもコントロールするテニスの王子様の中でも最強の技を持つ。

さらに、無我の境地の一つである百錬自得の極みも使いこなす。唯一怪我がちであることが唯一の弱点だが、テニスの王子様でも最強の選手の一人と言えよう。

ただ、怪我の影響で跡部に負けたり、手塚対策をしてきた真田に決勝で負けたりするため、「実力はあるけど、同格には競り負ける」とか言われています。

手塚 国光(てづか くにみつ)の名シーン

舞台は関東大会1回戦。青学対氷帝のシングルス1は頂上決戦、部長の手塚対部長の跡部。

これが初対決の2人。

序盤は互角の戦いを続ける2人だが、跡部は手塚に「やるじゃねーのよ手塚 そんな腕で」という言葉をぶつける。

手塚は大石を除く部員には口外していなかったが、左肘を痛めていた。

左肘を痛めた理由は、手塚が1年生の頃。

すでにどの3年生よりも強かった手塚は、先輩との試合を右腕で戦っていた。

しかし、それに反感を持った先輩が手塚の左肘をラケットで殴ったのであった。

その行為に激怒した手塚は青学テニス部をやめる決意をするが、説得を続ける大石と、全国の夢を諦めない部長の大和から「青学の柱になってもらう」という激励により、部に戻る決心をする。

しかし、半端ではない練習量と肘に負担のかかる零式ドロップなど、様々な要因が重なり、完全に左肘を痛めてしまったのだ。

手塚対跡部の互角の戦いは続く。

跡部は手塚に、左肘を庇うあまり、左肩を痛めていることを指摘。そこであえて持久戦に持ち込む作戦に出るのであった。

そして、手塚はあえてその作戦に乗るのであった。さらに零式ドロップや手塚ゾーンで攻め立てる手塚はとうとうマッチポイントまで跡部を追い込んだ。しかし、そのマッチポイントのサーブで左肩が悲鳴を上げてしまった。誰もが棄権をすると思ったが、手塚は試合続行を望んだ。

跡部は左肩を痛めてもなお戦う手塚を見て想う。

「こんな極限の状態でこれ程高度な試合を出来る選手がいったい何人いるだろう、貴様にこんながむしゃらさがあるなんて誰が想像しただろう、手塚が青学に懸ける想いを俺は読み切れなかった!」

タイブレークは長期戦となった。

手塚が発した零式ドロップが少し弾んでしまう。それをダイビングで返した跡部のボールを手塚も返すも無情にもネットに。

この熱戦は跡部の勝利に。敗戦した手塚は越前に「2ヶ月前に高架下のコートで言ったことを覚えているか」と聞き、越前は「はい」と答える。

手塚の青学に懸ける想いに誰もが感動した名シーンであった。

手塚 国光(てづか くにみつ)の魅力とは?

圧倒的強さはさることながら、跡部戦で見えるように、こんな極限の状態でこれ程高度な試合をできるがむしゃらさが手塚の魅力。それ程に青学に対する想いが熱いという点が手塚国光、最大の魅力である。

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