河村隆(かわむら たかし)とは?


テニスに限ったことではないですが、スポーツをする上ではあらゆる能力が必要になることがあります。

それは、パワーだと答える人もいれば、テクニックであると答える人もいるでしょう。

また、その能力に対する考え方も人によって異なっており、弱点を補強するために苦手分野を克服するという考えや、得意分野をより強力にしたいという考えもあると思います。

今回は、後者の考えを持ち、得意分野であるパワーを鍛え続ける「河村隆」について、考察していきます。

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河村隆(かわむら たかし)とは?

<基本プロフィール>

 ・学年 :青春学園中等部3年

 ・身長 :180cm

 ・体重 :65kg

 ・利き腕:右

青春学園中等部のテニス部において、握力や背筋は部内トップである、典型的なパワー型の選手です。

普段の性格は、温厚で誰に対しても優しく接しますが、ラケットを持つと性格が一変し、テンションがとても高い状態になり、なぜか英単語交じりで喋るようになります。

この状態は、作中で「バーニング状態」と認識されています。

河村隆(かわむら たかし)の強さは?

なんといっても、強力な必殺技を放つ土台となる筋力が、河村の強さの秘訣であり、必殺技もその筋力を十分に活かしたものが揃っています。

河村が作中で披露した主な必殺技は、以下のとおりです。

 ・バーニングサーブ

  特徴:バーニング状態で放つ強力なサーブ

 ・波動球

  特徴:持ち前のパワーを込めて放つ渾身のフラットショット

     (元々は河村が使用する必殺技ではなく、不動峰中学校の石田鉄から模倣した)

 ・ダッシュ波動球

  特徴:前方に力強く踏み込むことで、より強力な威力となった波動球

河村隆(かわむら たかし)の名シーン

名シーンとして紹介したいのは、全国大会準決勝のシングルス2の河村対石田銀の試合です。

この試合を挙げた理由は、石田銀という波動球の生みの親である選手に対して、まったく歯が立たなかった河村が、満身創痍になりながらもチームのために強大な相手に立ち向かう姿に目を奪われてしまったためです。

河村隆(かわむら たかし)の魅力とは?

パワーが魅力であると読者の皆様は思うかもしれませんが、わたしはそのパワーを最大限に活かそうとした愚直さこそが、彼の魅力ではないかと思います。

河村は、現3年生レギュラーで唯一3年生に進級してからレギュラーになった苦労人です。

本人も自分に特別な力があるとは思っておらず、他校の選手からお荷物扱いされることもありました。

そんな中でも、自分の最大の武器がパワーであることを認識し、それを一途に鍛え続け、レギュラーに選ばれるまで登り詰めることができたのは、彼の愚直さが生んだ努力の証だといえるでしょう。

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