テニスの王子様の主人公、越前リョーマの必殺技の一つ、ドライブB。リョーマの必殺技の中でも、繰り出す頻度はトップクラス。そんなドライブBとは…？
ドライブBとは？
テニスの王子様の主人公、越前リョーマの必殺技の一つ。スライディングとジャンプの威力を応用した、ドライブボレー。
強打するため、普通であれば場外ホームランになりそうなアウトのボールが急激に落下する。その落下の軌道はBのような軌道を描き、地面に２回あたるため、ドライブBと名付けられている。
ドライブBが使える人は？
主人公の越前リョーマが使う。リョーマは他の必殺技と比べても、使用頻度が高い。
アニメでは、リョーマを研究した壇太一やケビンも使用している。リョーマに間違えられた海堂先輩もチャレンジはしたものの不発に終わっている。
ドライブBが活躍した名シーン
テニスの王子様が世の中を熱狂に巻き込んだきっかけとも言える、青学対聖ルドルフ戦。シングルス３は、越前リョーマ対天才不二周助の弟、不二裕太。
不二裕太は、特訓したツイストスピンショットで、リョーマを攻め立てる。
ライジングショットを真似て、反撃か…！？というところで、初披露されたのがドライブB。
裕太の繰り出すツイストスピンショットに対して、明らかに前に出すぎるリョーマ。誰もが、ダイレクトに返せるわけがない！と思った矢先、リョーマは打球の下にスライディングで潜り込む。そして、勢いよくジャンプし、ボレーショットを放つ。
全員が場外ホームランだと思った打球は、急激に落下し、M字を描くようなバウンドをし、リョーマの得点に。
そこで、リョーマは裕太をあざ笑うような、このセリフ。
「これでツイストスピンは封じたよ、はい、どうする？」
そして、その後名台詞を。
「ねえ、別にアンタのアニキだけじゃないだろ、強いのは。オレは上にいくよ」
このセリフ以降、裕太も楽しくテニスをできるように。結果は、リョーマの勝利！
さらに先程の名シーンが再び思い出されるのが、天才不二周助対氷帝ジロー戦。天才不二周助の圧勝劇を目の当たりにした裕太。
「やっぱりオレの最終目標はアニキだ」とリョーマに告げる。ここではリョーマは。「ふーん、いいんじゃない、別に」と嬉しそうに応える。そこまで含めた、この裕太戦のドライブB。痺れます。
ドライブBの魅力とは？
越前リョーマの魅力の一つにクイックネスがあるが、そのクイックネスを存分に活用されているのが、このドライブBだ。リョーマの能力、性格の強みと合致しているところが、この技の最大の魅力だ。
リョーマのテニスは、引かずに攻め続ける。大胆な性格とメンタルがそれを可能にする。ドライブBを中心に強敵を攻め立てる姿勢は、私たちに勇気を与えてくれる。そんな夢と勇気を与えてくれる技の一つがドライブBだ。
